Q&A

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〈進路について〉
Q.雇用形態はどのようになってますか?

雇用期間の定めのない、いわゆる「正社員」的な雇用は少なく、3ヶ月〜1年の雇用が多くなっています。
Q.契約期間がきれたらどうなるのですか? 著しく勤務態度が悪い、あまりにも仕事ができないというような場合を除けば、契約更新という形で働き続けることができます。
Q.賃金や社会保険はどのようになっていますか? 保険については週30時間以上の就労であれば4種保険(健康・年金・雇用・労災)が適用されます。本校の場合はほぼ全員がこの形態で就労しています。賃金について月給制のところは少なく、時給776円(最低賃金)〜800円ぐらいです。税金や社会保険料を引かれ、手元に残るのは月に10万円前後、といったところです。
Q.就職率・定着率はどれくらいですか? どちらも大体80%から90%といったところです。報道などでは「就職率」の高さを評価するような向きもあります。確かに就職率も大切なことではありますが、それ以上に定着率を重視し、「定着できそうにない者(意欲、社会性に欠けるなど働く以前の問題のある者)は、就職の前提となる基礎的な力をつけることに取り組みます。
Q.職場開拓から就労までの流れはどのようになっていますか? 企業から学校宛てに求人票がくることはありません。ハローワークと連携して個別に1人ひとりの受け入れ企業を探しています。受け入れ先が決まると、実習→合格・内定→指名求人票受付→応募、という流れになります。ですから高等学校の就職とは入口と出口が逆になっている、といえます。
Q.就労後のアフターフォローはどのようになっていますか? 1年に2〜3回職場訪問を行い、状況を把握するようにしています。必要に応じて職業センターや地域の支援センターとも連携し、ジョブコーチ支援につなぐような取り組みもおこなっています。この職場訪問がきっかけで現役生徒の就労につながった事例もあり、重視しています。
Q.就労に向け、心がけておかなければならないことは何ですか? とあるハローワークの方が「就労のための4要素」として、就労の意欲・社会性(あいさつ、返事、報告等必要なコミュニケーションがとれる、会社のルールが守れる)・作業性(他の社員の方の7割程度の仕事ができる)・保護者の方の支援が得られる、の4点をあげておられました。働くのは本人ですが、家庭での支援が得られないと「継続」という点で難しいと感じています。また、我々は「企業が雇用するのは慈善事業ではない。障害に応じた配慮は求めても、いったん働きだせば他の社員の方と同じ」というスタンスで取り組んでいます。


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